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設問者との心理戦

天気予報を信じ、緑地に行っては見たものの
思いの外お天道様は拝めず、オマケに肌寒い。。。
昆虫の出具合を不安に思ったが、一度羽化した成虫が再び蛹化する事はなく、、、
まっ、ダイジョブっしょ!的なお気楽が功を奏したのか、この日はWeevil Festival!
《春のゾウムシ祭! ちょっとハムシ》が開催されていた。
ワッショイ、ワッショイと調子に乗って撮っていたが、途中である事に気が付いた。。。
そう、ゾウムシ撮りと言えば、待っているのは魔の同定作業だ。
同定に自信のないオイラは、どうも正しい答えが導けず、、、
同定作業中の文面に『少ない』『稀である』の文字を見ると
『あ~オイラに稀の種類が見つけられるわけないし、、、』などと
ネガティブさが同定の邪魔をしたりする。

ふと学生時代のテストを思いだした。 
これまた勉強に自信のないオイラはどうも正しい答えが導けず、、、
例えば選択問題で、A~Eの中で正しいものを選べ。 なんて問題で
1.B 2.B 、、、となり、3番目の設問の答えが『B』と思った時、オイラの心の中での戦いは半端ないものになる。
3連続で『B』なんて事はあるわけない! 勉強に自信のある者なら平気で、B、B、Bと書く何でもない設問だ。。。
しかし自信のないオイラにとっては違った意味で頭がフル回転するタイミングとなる。
2番のBの時点ですでに揺さぶりをかけられているオイラにとって
もはやこの設問は学問ではなく、設問者との心理戦になってしまう。
3番のBを生かすためには、1番2番のBを殺さなければいけない。。。
いや待てよ、2連続ならまだまだありうる。。。  でもなぁ。。。
結果、1.D 2.C 3.B ・・・ での提出となり、帰ってくる物には20、30の文字が赤く書かれている。
もちろん自信の3番の答えがAの場合、解答用紙には“ゼロ”の数字が躍る事になる。。。

故に同定に置いては20~30点のブログと言えよう。
ここはヒロ~イ気持ちでご覧あそばせ!



ヒメケブカチョッキリとしたが、なんかサイズが小さいような気がするんだよね、、、
あと毛深さもイマヒトツのような、、、

            ヒメケブカ? (1)s

下の写真においては毛深さを感じられず、この時点でヒメケブカは外していいんじゃね?って感じなんだけどねぇ~。。。
   でもヒメケブカってしちゃうんだよな。。。 
ヒメケブカ? (2)s

またコイツも難問だ。  チョッキリ系が多いこの地で、直感的に純粋にヤドカリチョッキリかと思ったが
図鑑の説明文の最後には『少ない』の文字。。。そう、そんな希少種に出会えるわけもなく、、、と考えるも
他にいないしなぁ、、、とヤドカリチョッキリにしてみる。。。

            ヤドカリ?s

これもヒゲナガホソクチとしてはみたもののマメホソクチの線も否定できず、、、
もっと言えば、フジマメホソクチやギシギシホソクチなんてものも似ていたりで。。。
しかも図鑑には特徴が書かれることはなく、名前と絵だけ。。。  うん、お手上げだ。

ヒゲナガホソクチゾウムシ (3)s
要はホストを把握できれば同定の近道と言えるのだが、昆虫でもたついているのにさらにホストまで同定となると
罰ゲームのように思えてしまい。。。  すると虫撮りもやらなくなり、、、な~んて事になっても困っちゃうしな。。。

                                 ヒゲナガホソクチゾウムシ (2)s

これも最初は、キクイゾウムシの仲間?なんて思ったんだけど、どうも違うっぽい。。。
カナムグラヒメゾウムシなんてのも過ぎったけど、点刻具合がなぁ、、、とクワヒメゾウムシに。。。

            クワヒメゾウムシ (2)s
“質より量”を優先し次から次へ撮影しているオイラにとって
その場にあったのがカナムグラなのかクワなのかという事は
帰って来てから『う~ん、どっちだったかなぁ~?』 と言うレベルで。。。

クワヒメゾウムシ (1)s

コイツに関しては、もうお手上げ! だって特徴ないよね?  だから着地は“ ゾウムシの仲間 ”なんだな。。。
            ゾウムシの仲間 (1)s
でもゾウムシは撮っていて楽しいから、、、ついついなんだよね~。。。
                        ゾウムシの仲間 (2)s


実は今回の本編は、ゾウムシとハムシの2種だけ。 こんな日もあるんだねぇ~。

超ベタベタのコガタルリハムシ。  ハムシやカメムシの腹パンはちょっとひくよね。。。
  カワハギの肝パンはウェルカムだけど。
                        コガタルリハムシs

いつも見つかるのはキイロクビナガなんだけど、今日は初見種のアカクビナガハムシ!
と思いながらもホントに初見?とアーカイブを覗いてみると、、、普通に去年撮ってました。。。
さすがに4年間、頻繁に出かかていれば初見種も出会えなくなるよなぁ。。。

            アカクビナガハムシ (1)s
でもこういう昆虫は、年一、二回だし、色も綺麗だからテンション上がるよね。
                        アカクビナガハムシ (2)s

ムナキルリハムシってのも考えたけど、まあここはキクビアオハムシでダイジョブでしょう。
キクビアオハムシ (2)s
これも自信たっぷりって訳じゃないけど、ゾウムシに比べると類似種との比較で
これは、こっちだー!的な感じがハムシはわかりやすいよね。

                                  キクビアオハムシ (1)s

さっき初見種は、、、なんて話をしたけどたぶんこれは初見ハムシのような気がする。。。
ヨツキボシハムシ。  なかなかカッコいいハムシだったけど、速攻ポロリだった。
 
                        ヨツキボシハムシ (1)ds



最後は、、、ケナガクビボソムシかな?  ゾウムシ・ハムシ祭の中、唯一みつかった雑甲虫。
        値千金の、、、って訳じゃないけど、パチリンコ。。。

                        ケナガクビボソムシs

ではでは。。。。。。や
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[ 2017/04/11 15:02 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)


また、沢山見つけましたね。

最近、BABAさんのところのコメントで、「ヒゲナガホソクチゾウムシは、複眼の間に、中央と両側に隆起条がある。」というのを見ましたが、ありますか。
https://baba-insects.blogspot.jp/2012/04/1_06.html
自分も今までの撮影では、ここまで撮れていなかった。

最近、ゾウムシは、写真では無理というのがあることがよく分かった。
でも撮影しちゃいますね。

最初の心理戦の文、面白かったよ!!
[ 2017/04/11 20:31 ] [ 編集 ]

秀さん

BABAさんとこ行って来ました!中央に隆起条がありました!
このコメントをしているezo-aphidさんって、
他のブログでも見た事があるのですが、学者みたいに知っている人ですよ。
そうなんですよね、写真同定にはげんどがあるんですよね。
マイナーゾウムシやハナカミキリ系は標本同定が基本のようですが
同定だけの為に採集してくると言うのも気がひけますしね。。。

おバカの『心理戦』なので、秀さんのような優秀な方にも
わかっていただけるとは、うれしいですね!

ではでは。。。。。。や
[ 2017/04/12 08:54 ] [ 編集 ]

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